ミナトマネジメント(東京都港区)は5月31日、イオンモール、エコスタイル(大阪市)、みずほ証券、みずほ銀行、みずほリースが推進するオフサイト型コーポレートPPA(電力購入契約)モデルによる太陽光発電プロジェクトのアセットマネジメント業務を受託したと発表した。
同プロジェクトは、自己託送制度を利用して、低圧配電線に連系する小規模な太陽光発電所から電力を調達する仕組み。具体的には、全国約740カ所・合計出力約65MWの低圧太陽光発電所で発電した電力を、一般送配電事業者が管理・運営する送配電ネットワークを利用して全国のイオンモール約30施設に供給する。自己託送制度による電力調達としては国内最大規模としている。2022年秋に全面稼働する予定。
ミナトマネジメントは、同プロジェクトの太陽光発電所を保有する合同会社との間でアセットマネジメント契約を締結。合同会社のアセットマネージャー(管理会社)として、みずほグループ各社によるファイナンスアレンジや投融資の対応、別途合同会社によって組成される予定のファンドの運用に係る資金管理や事業計画の策定、その他対応窓口などの業務を行う。
また、エコスタイルは同日、同プロジェクトに係る工事立替資金として、みずほ銀行と特別当座貸越契約を締結したと発表した。同契約に基づく借入極度額は43億円(無担保・無保証)、契約期間は2022年5月~2023年1月。エコスタイルは、同プロジェクトにおいて発電所の設置、O&M(運営・保守)サービス、自己託送の導入・運用をサポートする。