施工事例

学生マンションSA長久手様

  • 設置種別自家消費型太陽光発電(陸屋根)
  • 設置エリア中部地方
  • 設置容量31kW
  • 完工2019年3月

株式会社長野サンコー様

  • 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
  • 設置エリア北信越地方
  • 設置容量57.60kW
  • 完工2019年2月

エコアクション21の新たな取り組みの一環として

自家消費型太陽光発電にはCO2排出量削減はもちろん電気料金の削減にも期待

精密プレスのパイオニアとして長野サンコー様のプレス絞り加工部品はあらゆる分野で使用されておりモータ、コネクタ、各種自動車部品などの多様な部品に採用されています。精密プレス絞り加工を中心とした プレス金型製作・プレス加工技術を駆使し、 難加工の量産部品製造を実現することで、サプライヤーとしての地位を長年確立されてきました。 2006年9月に諏訪市で初めてエコアクション21に認証登録して以来、「ムリせず、ムダなく、できる事をがんばろう!」をスローガンに環境経営を継続されており、その会社としての新たな取り組みの一環として当社の自家消費型太陽光発電をご導入いただきました。

株式会社嶋治水産様

  • 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
  • 設置エリア近畿地方
  • 設置容量72.96kW
  • 完工2019年2月

昭和45年に創業し、水産加工一筋で来年創業50年を迎える嶋治水産様。省エネ対策も積極的に取り入れている同社代表取締役 嶋田 圭祐氏に当社の自家消費型太陽光発電を導入した理由をお伺いした。

自家消費型太陽光発電 導入事例 インタビュー

──自家消費型太陽光発電は、以前からご存知だったのでしょうか。

嶋田 圭祐 代表取締役(以下、嶋田代表):
自家消費型太陽光発電は漠然とは知っていました。HPなどで調べていたらたまたまウェブサイトが出てきたという感じです。

──自家消費型太陽光発電には導入メリットが様々あるのですが、御社はどういう目的で導入を決定されたのでしょうか。

嶋田代表:
CSRや電気代削減などが目的でした。特に、電気代と節税(即時償却)ができることが、決断の大きな理由でしたね。電気代は安くなってきているので月間100万円もかかっていないですが、それでも毎月大きな出費なので、削減できるなら大きなメリットですよね。また、自然にやさしい電気を使うことでCSRなど会社のプラスイメージになることも、調べていたら改めて知りました。

──検討期間はどの程度を要しましたか。

嶋田代表:
検討にはさほど時間はかからなかったと思います。問い合わせたのが2018年の10月なのですが、当時2019年3月までと言われていた税制(即時償却が適用できる「中小企業経営強化税制」)を利用したかったので、あまり時間的余裕がなかったこともあり、検討期間としては短かったと思います[※]。

※本回答は取材時のものです。記事作成時(2019年4月)現在、中小企業経営強化税制は2年延長され2021年3月31日までとなりました。自家消費型太陽光発電も引き続き、同制度の対象となる設備となっています。

──売電としての太陽光発電は候補にあがらなかったのでしょうか?

嶋田代表:
もう売電単価も低いですし、税制措置を利用したかったので、はじめから自家消費型太陽光発電しか検討していませんでした。

──太陽光発電設備は、どのような場所に設置されましたか。

嶋田代表:
新しく建設した冷凍庫の屋根でした。本社の屋根にも設置したかったのですが、既に売電用の太陽光発電を設置していたこともあり、あまりスペースがなかったので断念しました。

施工事例

──導入にあたって不安はありましたか?

嶋田代表:
以前、ある会社さんに自家消費を導入できないか問い合わせたことがあったんです。その際に機器に不具合が出る可能性があると言われ、それ以上調べずに諦めてしまったという経緯がありました。

今回、改めて導入を検討し始めてエコスタイルさんにお話を聞いたら「こういうケースの場合にはこんな不具合が発生することもあるが、こういうケースなら大丈夫」など詳しくご説明いただいて、当社では問題なさそうだということで導入を決めました。

──自家消費型太陽光発電「太陽でんき®」は、導入して良かったと感じていらっしゃますか。

嶋田代表:
導入したばかりなので、まだ効果としての実感はないですね。設置が完了したと言っても屋根の上なので普段は見えないですし、本当に発電しているかまだ数字として見えているわけでもないので、実は私も早く知りたいんですよ。(インタビュー実施時期は、発電開始から1ヶ月程度)
──他社と比較して良かった点など、エコスタイルを選んでいただいた理由があれば教えていただきたいです。

嶋田代表:
問い合わせたらすぐに打ち合わせに来て頂いたのが大きかったですね。私が自家消費について色々調べていた時でもありましたし、正直、タイミングもあったと思います。担当営業さんに「即時償却をするための申請は意外と時間がかかりますよ」と教えて頂いたおかげで、動きも速めに進めていこうとなりました。手続きが何とか間に合ってほっとしています。

──既存の取り組み以外に、取り組んでいる設備投資などはありますか。

嶋田代表:
別の経緯ですが、省エネ対策を提案してもらい、照明は3~4年前に全てLEDに変えました。また今後も、自家消費型太陽光発電で100%即時償却ができるなら設備投資として拡大したい考えはありますけど、設置できる場所には限りがありますし、無理して設置するものでもないですしね。今後、税制措置の継続が確定したら再度検討しようと思っています。※掲載内容は記事作成時点(2019年4月)のものです。

作道印刷株式会社様

  • 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
  • 設置エリア近畿地方
  • 設置容量50kW
  • 完工2018年12月

印刷工場が目指す夏場の電力ピークカット

自家消費型太陽光発電 導入事例:作道印刷株式会社 様

工場や倉庫が並ぶ大阪府東大阪市に立地する作道印刷は今年1月、社屋兼工場の屋根に出力50kWの自家消費型太陽光発電設備を設置した。

日本ファスナー工業株式会社様

  • 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
  • 設置エリア近畿地方
  • 設置容量564kW
  • 完工2018年12月

三和レジン工業株式会社様

  • 設置種別自家消費型太陽光発電(地上型)
  • 設置エリア近畿地方
  • 設置容量90kW
  • 完工2019年3月

社員に還元することができる“利益”を生んでくれる設備

自家消費型太陽光発電 導入事例:三和レジン工業株式会社 様

緩衝材(ライトロン・プチプチ等)、包装資材加工のエキスパートとして、2020年には50期目を迎える緩衝材加工メーカー、三和レジン工業株式会社。「お客様の必要なものを、必要なだけ、必要なときに提供して、お客様の問題解決に取り組む」という志を掲げ、包装資材加工のほか商品開発の相談や設備改良にも応じる同社は、自家消費型太陽光発電にどんな魅力を感じたのか。今回、代表取締役の昆田 武久氏に、エコスタイルの自家消費型太陽光発電を導入した理由をお伺いした。

自家消費型太陽光発電 導入事例 インタビュー

──まず、三和レジン工業様の会社について、教えていただけますか。

代表取締役 昆田 武久氏:
弊社は、発泡プラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレン)などの加工を行っているメーカーです。発泡プラスチックというのは簡単に言うと緩衝材ですね。ガスバーナーやヒーターを使って貼り合わせたり、カット加工や製袋加工を行っていて、お客様の要望にあわせて必要なものを 必要なだけ 必要なときに提供させてもらっています。歴史としては、今期で49期目に入りました(2019年度現在)。この業界では、生存率から言うと0.2%以下と言われております。

──長く経営ができる秘訣として、三和レジン工業様の強みはどういったところでしょうか。

代表取締役 昆田 武久氏
以前までは、三和レジンの強みは、他社にはない「豊富な在庫」と「短納期」による対応だと思っていました。ところが、昨年末の過渡期に気づかされたことがありまして、弊社の一番の強みは実は「社員」なんだと。社員のみんなが、お客様の無理な要望にも対応して納期を間に合わせてくれて、社員の頑張りがお客様との信頼につながっている。社員が頑張ってくれてるから会社の今があるのだと気付かされました。それからは「三和レジンの強みは社員そのものです」と人にも伝えるようになりました。

──社員の方を非常に大事にされて、良い関係を築けていらっしゃるんですね。

代表取締役 昆田 武久氏
以前からも私は社員が大切だとは思っていましたし、勤続年数も長く定着率も非常にいいので、そういう点では社員との関係は良いほうだと思います。前期はみんなが頑張ってくれたので、5年前と比べると1億円近く売り上げが伸びました。人数もパートさんがちょっと増えたぐらいで、残業もほとんどせずに達成したんですよ。社員のみんなが頑張ってくれて、時間があれば多能工化や3S活動(整理・整頓・清掃)に取り組んで、生産性を高めて利益を上げてくれたおかげですね。

──お話を聞いていると、社員の皆さんの魅力が伝わってきます。

代表取締役 昆田 武久氏
社員同士が本当に仲が良く、お互いを思い合い「縁」というものを大切に思ってくれています。

今回の自家消費型太陽光発電の件も、ご縁でエコスタイルと知り合ったのが始まりでした。設備も純国産[1]で信頼性があり価格も魅力的で、万が一の場合のときの保険も含まれていましたし、設置する我々のことを一番に考えた案をエコスタイルさんに提案して頂いたというところが、ものすごく安心できました。 (※注1:当社施工におけるすべての部材・設備が純国産という訳ではありません。契約によってメーカー等が異なる場合があります)

担当の営業さんに電話したときにはしっかり対応してもらえました。それと、いろいろな制度や認可が絡みますので伝えづらいことも出てきたりしたと思うんですが、誠心誠意対応していただき、心底安心することができたので本当に感謝しています。

──知り合ったときに初めて自家消費型太陽光発電を勧められたのでしょうか。

代表取締役 昆田 武久氏
もともとその前から太陽光発電はやる方向で考えていたんです。お会いしてお話を聞いているときに、エコスタイルさんは太陽光をやられているとお聞きし、「中小企業等経営強化法」の制度を適用できる「自家消費型太陽光発電」があると教わりました。それから、その制度にすごく興味を持ったのでご提案を頂けるように依頼しました。

中小企業等経営強化法:中小企業が「経営力向上計画」を策定し認可を受けることで、「即時償却」または「法人税の税額控除」、「金融支援(低利融資、債務保証等)」などの補助を受けることが出来る制度。自家消費型太陽光発電もこの制度の対象となる設備です。

──もともと検討されていたとのことですが、太陽光発電にはどんな魅力を感じられて検討されていたのでしょうか。

環境に良い、エコロジーである上に、365日 自然エネルギーの恩恵を受けられることです。それに、自家消費型ということで発電した分だけ電気代を支払わなくて済むので、会社の経営面でも大きなプラスになるという点も魅力的でした。自家消費型太陽光発電はメリットしかないと思っています。また、興味を持ったきっかけのひとつに「中小企業等経営強化法」もあります。即時償却ができるということで、これもすごく魅力的でしたね。

──その中でも特に大きな理由となったポイントはどこでしょうか。

やっぱり「朝が来て、光が差した瞬間から利益を生む」というところですね。電力会社から買う電気を自家消費で減らせば、電気代という経費が減るだけでなく、そこで生まれた利益で社員に遠慮なく還元できる。だから自家消費というのは「社員に還元することができる利益を生んでくれる設備」だと思いました。

もともと電気代で年間440万円ほど支払っていたのですが、設置した太陽光設備はシミュレーションでは年間190万円分相当の電気を発電できる見通しで、休業日などで自家消費できない余剰の部分は買い取ってもらっています(2018年度の申請で売電単価18円/kWh)。

それだけでも非常にメリットがあるのですが、その他にも、純利益をはるかに超えるメリットがあると思っています。

──「純利益をはるかに超えるメリット」というと?

「消費税を支払わなくていい」というメリットです。消費税ももうすぐ8%から10%(※)になりますよね。今回の設備は、年間190万円分くらい発電する力を持っているということですが、「190万円分の電気」を電力会社から買おうと思っても消費税も払わないといけませんから、仮に消費税10%なら、190万円プラス消費税の19万円で、本来なら「209万円の支払い」が必要です[2]。
(※注2:設備所有に伴う費用や税等の関係上、実際の費用等は必ずしも本インタビュー内の額面通りにならない場合がございます)

でも自家消費なら「190万円分の電気」を発電してそのまま使えば、19万円(消費税10%分)を払わなくていい、ということですよね。10年の10%は1年じゃないですか、これはすごく大きいですよ。ですから「電気代を削減できる」うえに「消費税分も払わなくてよくなる」という点は、非常に大きなメリットに感じました。

それに、209万円支払って電気を買うか、太陽が190万円分の電気を作ってくれるか、払った場合と払わない場合とで399万円近く差が出てくるんです。10年で考えたらすごい違いですよね。
※注:掲載内容は取材時点(2019年4月)のものです。消費税増税及び施行時期は変更される可能性がありますが、本記事での「消費税10%」記載、ならびにそれに関する会話は、説明上の仮定としてお読みください。

──設備投資の回収年数を軸に導入を判断する企業様も多いですが、三和レジン工業様はどうだったでしょうか。

計算したら、回収年数としては10年9ヶ月でしたね。ただ回収年数というよりも、置いたらすぐに利益を生んでくれる設備なので早く動かしたいなという気持ちの方が強かったです。「中小企業等経営強化法」を使って即時償却も出来たのですが、普通償却でも十分な回収になりますので、普通償却にしました。

──「利益」という点にものすごくフォーカスされて考えていらっしゃるんですね。

弊社は社員が財産なので、仕組み作りや社員からの提案で少しでも利益があがったたら、その分を少しでも社員に還元するようにしています。利益は、努力賞やVIP賞など、社員への褒賞に回せる原資と考えています。褒められて嬉しくない社員はいないでしょう?

太陽光発電で自家消費して、浮いた経費を褒賞や福利厚生に回せたら、職場環境が良くなって良い人材も集まり会社がもっと良くなる、そんな相乗効果があると思うんです。私が「自家消費型太陽光発電というのは社員のためになる設備」だと感じているのは、こうした「社員に還元してあげられる利益」を生んでくれるものだ、と思っているからなんです。
通常業務での利益で少しでも儲けようとすると“欲”が出てしまうので、社員が頑張った分が返ってくる利益のほうがいいですね。『儲けるは欲、儲かるは利益』ということだと考えています。

──そんな社員の皆さんは、太陽光発電の導入に理解はされていたでしょうか。

理解はしてくれていたと思います。実際に稼働するかは不安だったようですが、発電しているのを見てから電気に対する意識が変わったようです。それまで当たり前にやっていた「電気のつけっぱなし」等も減り、節電の意識も生まれてきたのが嬉しかったです。

──今回、敷地内の土地に設置されましたが、ご近隣のお宅への説明などは大変だったでしょうか。

近隣の方に「太陽光をやります」と説明に行ったときには、もともと社会貢献のひとつとして社員全員で地域清掃などをしていましたから、特に反対はありませんでした。1件だけ「反射で眩しくないだろうか」と質問されましたが、反射するような方向、方角ではないということを説明したら安心していただけました。

日頃から掃除をしたり、工事に入る前にもしっかり挨拶に回ったこともあってか、太陽光の工事などについて説明にお伺いしても「いいよ、構わないよ」と快く許可を頂けたのがほとんどで、ありがたかったですね。これも社員のおかげだし、そこでも「ご縁」の大事さを感じましたね。

──太陽光発電以外に取り入れてみたい設備投資などはありますか。

今はまだ少し高いですが、値段が安くなったらぜひとも蓄電池は入れたいですね。せっかく太陽光発電するなら蓄電してこそだと思っています。今は工場を回していない休日100日前後は売電することになるのですが、技術が進んで、安全で大容量の蓄電池が安く調達できるようになったら、空いている土地を利用して発電して、街灯や近所への供給などで地域還元できたらいいなと思っています。

──エコスタイルに決めて頂いたポイントや、エコスタイルに頼んで良かったと感じていただいたところはありますか。

担当の営業さんのお人柄の良さ、謙虚な姿勢が一番のポイントですね。きっちりとお返事をくださって、投げっぱなしにしない。これは大きかったですね。想定外のことが起きたときや、伝えづらい連絡のときでもしっかりと連絡をくださったんですよ。やっぱり「ご縁」だと思っていますから、誠実にやっていただいたので、安心してお願いすることができました。他社と比べてコスト面でも非常に安かったのも本当に良かったです。

──最後に、自家消費型太陽光発電を検討している他の企業様に向けて、良いと感じられているポイントをぜひ教えて下さい。

「発電した分だけ利益を生む」「社員のためになる」という観点は本当に大事だと思います。もちろん自分のところで電気を作ってそのまま使ったほうが環境にも優しいし、何より、何度も言いますが、電力会社から同じ量の電気を買うのではなく自社で作ってしまえば、消費税分がまるまる浮く。そのメリットは検討してみないと気付かないことですよね。ここに気付けたときは嬉しかったですよ。

また、自社で電気を作るようになったことで社員の電気に対する意識も変わりました。会社全体で「これだけ電気を使ってるんだ」とか「節電しよう」と意識することは非常に大切なことだと思いましたね。

株式会社向井食品様

  • 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
  • 設置エリア近畿地方
  • 設置容量134.4kW
  • 完工2018年2月

株式会社大宮電化様

  • 設置種別(折板屋根)自家消費型太陽光発電
  • 設置エリア関東地方
  • 設置容量96kW・54kW
  • 完工2018年12月
  • 大宮電化様 導入事例

家電販売店として創業し、埼玉県内で最大の家電量販店にもなった大宮電化。「大量消費」が一般的だった時代の後、時代と共に変化するトレンドとお客様のニーズを考え、資源と環境を大切にする「循環型社会」に適合するため「リユース事業」を展開、拡大していった。今も「ハードオフ」などのフランチャイズ加盟店として、さらなる店舗展開を広げる同社。今回、代表取締役会長の青木 義雄氏と、代表取締役社長の青木 義宏氏に、エコスタイルの「自家消費型太陽光発電」を導入した理由をお伺いした。

自家消費型太陽光発電 導入事例 インタビュー

──自家消費型太陽光発電は、以前からご存知だったのでしょうか。

青木 義雄会長(以下、青木会長):
FIT(固定価格買取制度)で売電する太陽光投資自体は、5~6年前からやっていました。ただ、自家消費型というのは知らなくて、日経新聞でエコスタイルさんの「自家消費なら税制優遇が適用できます」という広告を見て、それで自家消費を知った、という感じですね。

──自家消費型太陽光発電の導入には、企業ごとに感じるメリットが違ってくると思いますが、主にどういう目的で導入を決定されたのでしょうか。

青木会長:
電気代が最近どんどん上がってきていますよね。FITでの売電を始めた当時はそこまで(電気料金単価を)気にしていなかったのですが、やっぱり、改善できるなら改善はした方がいいと思っていました。

──当社の営業スタッフから、どのような提案がありましたか。

青木 義宏社長(以下、青木社長):
エコスタイルさんにお世話になったのは、ハードオフの坂戸店、さいたま宮原店の2店舗ですね。「自家消費だけの使い方では余ってしまう発電量があるので、その部分は売電して収入としたら、より回収年数が早まりますよ」といった説明を丁寧にしていただきました。

──投資回収年数は、貴社にとって重要な項目だったのですね。

青木社長:
そうですね、私たちが重視したかったのは、設備投資費を何年で回収できるのかというところです。電気代削減の話で言うと、当時は1店舗当たり200万円ちょっとくらいかかっていました。それを削減する設備投資だとしても、じゃあその投資は何年で回収できるか、というのは私も会長もとても気にして、導入効果についてエコスタイルさんには何度も話し合いやご相談の機会を設けていただきました。

──具体的な削減額や、金額的なメリットをお聞かせください。

青木社長:
さいたま宮原店での導入見積もりでは、収益として入るものを合わせて150万円ぐらいでしたね。自家消費での電気代削減が50万円くらいで、自家消費できずに売ることになる売電収入が100万円くらい、とシミュレーションを見せていただきました。

坂戸店のほうは、それまではおよそ290万円ほど電気代がかかっていたのですが「自家消費型太陽光発電」を導入することで、売電による収入を含めてトータル180万円のコストダウンができますよ、と。ですのでシミュレーション上は、電気代を平均して6割ぐらい削減できる見込みで、投資回収は8.3年の見通し、とご提案をいただきました。

──今回は、8.3年で回収の見通し、というご提案を出させていただきましたが、この回収期間というのは魅力的だったでしょうか。

青木社長:
そうですね、他の太陽光投資の回収年数と比較すると短いほうだと思います。ほかの店舗では、ざっと見ると10年前後のものが多いですね。一番短いものは6.8年ぐらいですが、売電単価が今よりもっと高かった頃の、売電だけのものですし。

なので、だいたい8年で回収できるというのは、当社にとっては悪い数字ではないですね。数字が悪いところだと、税効果を抜くと、十何年ってところもありますから。

大宮電化様が設置した太陽光発電設備。黄色に塗られたところが自家消費としての導入に当たる。

売電価格が18円でも設備投資メリットがある、と合理的な経営判断のもと、自家消費型の導入を決定した
──ほかにも、魅力を感じた部分はありましたか。

青木会長:

はじめにも申し上げたように、即時償却というのは理由として大きかったですね。売電としての太陽光投資は以前からやっていたのですが、エコスタイルさんの新聞広告で「即時償却ができる」と知って、「ほんとに出来るの?」と。(笑)

青木社長:

そうですね、償却のほうが、ご相談の理由としては先だったのかもしれません。

青木会長:

それで「ほんとに出来るの? いやあ、もうできないでしょ(※)」とお尋ねしたら「中小企業経営強化税制というのが新たに設けられて、自家消費なら即時償却できるようになったんですよ」とお答えいただいたので、じゃあ詳しく話を聞きたい、というのが始まりでした。
※過去、全量売電型の太陽光発電設備も「グリーン投資減税」や「生産性向上設備投資促進税制」といった税制優遇において、即時償却または税額控除の対象設備でしたが、現在はそれらの制度は終了して、全量売電型の太陽光発電設備は対象外となっています(自家消費型太陽光発電は対象です)。

詳しくお話を伺う中で、自家消費なら電気代そのものが下がりますし、建物自体も大きめで十分に発電できるから余った分は売りましょう、という形でシミュレーションを提案いただいて。最終的に「何年で回収できるのか」という基準のもと、導入を決定しました。
──サービス説明など、営業スタッフの対応はいかがでしたか。

青木社長:

シミュレーションなどもしっかり作って来ていただいて、単に説明をしていただいただけではなくて、こちらが疑問点を挙げればしっかり調べて回答していただいたりして。そこはとても丁寧に、こちらが納得いくように、非常に誠実に説明していただけたと思っています。

──「太陽でんき®」ご契約から稼働開始までの期間をお聞かせください。

青木社長:

約一年ですね。完全な自家消費ではなく余剰売電も入っていたので、各方面の手続き等で少し時間がかかりました。担当営業の方に聞いたところ、JPEA(一般社団法人 太陽光発電協会)の認定待ちも少し長かったようです。

<pけれど、先程も申し上げたように償却を大きなメリットに考えていたので、結果的にエコスタイルさんには今期の決算内に間に合わせていただいたので助かりました。償却に関しては無事に、経済産業省から認定もいただきました。

──社内での周知や、検討説明などはされましたか。

青木社長:

経営判断として決めたところが大きいので、上申が大変だった、みたいなエピソードはないですが、あえて言えば、各店舗に、工事期間中にお客様に迷惑が掛からないよう周知して、協力をお願いするぐらいですね。それについて社員から何か言われたことはなかったです。</>

──自家消費型の太陽光発電以外で、設備投資は積極的に進められていたのでしょうか。

青木会長:

そうですね、特にLED化はどんどん進めています。今はだいたい、7割から8割ぐらいの店舗はもう、LEDに取り換えていますね。

青木社長:

LED化は、投資の回収期間が短いですからね。当社の場合、2、3年ぐらいでだいたい回収できますから。

青木会長:

あえて言えば、場合によっては将来、出店計画としてのスクラップ&ビルド、たとえば近く3年から5年の間に閉店が選択肢に入る店舗の場合には、先程のLED化のような設備投資は行っていなかったりします。ただ、そうじゃない店舗では、ほとんどLED化が進んでいるというような状況です。

──既存の取り組み以外に、他に検討してみたい設備投資などはありますか。

青木社長:

新電力に切り替えっていうのは既にやりましたね。あと空調も考えたりしましたが、やっぱりLED化などに比べると、投資回収期間がやや長いのではないかと感じています。LEDほど劇的に変わらない気がしますね。

それから、ちょっとまだ研究不足ですが、空調や照明のコントロールみたいなシステムがあると節電対策、ランニングコスト削減にはなるかもしれないですね。というのも、各店舗、社員の裁量で自由に温度調整ができる状況ですから、冬場は思い切り温度を上げて、夏場は思い切り下げるような非効率な使い方をしてしまったりする。注意はしているので、そうした非効率な温度調節は徐々に少なくなってはいると思いますが・・・

それと、リユース事業なのでどうしてもホコリが出やすいという特徴があります。そうすると、空調のフィルターがすぐに目詰まりしてしまったり、汚れてしまったりして、空調の効率が非常に悪くなります。そうした事態になってしまうと、夏場は涼しくならないとか、冬場は暖かくならないっていうような不満が、社員だけでなく、お客様からも出ることになります。もしそこが数字として改善できる設備投資であれば、考えてはみたいですね。

──自家消費型太陽光発電「太陽でんき®」は、導入して良かったと感じていらっしゃますか。

青木会長:

そうですね、導入するかどうかを検討する上で、シミュレーションを見て「良い結果が出る」と感じて導入を決めた訳ですから。

当社は何年も前から、店舗別に「前年対比で電気代がどれだけ増えたか、減ったか」を記録しています。その結果が、半年なり一年なり経てばはっきり出てきますから、今回の導入効果が数字に表れてくれたら、導入して良かったな、と改めて感じられると思います。

青木社長:

今までも、本件含めて8件の(売電を含めた)太陽光投資をしてきた当社ですが、シミュレーション通りに数字が出ているところもあれば、そういってないところもあります。ですから今後、いただいたシミュレーション通りにいくかどうかは、実際の数値で検証していきたいと思います。

──他社と比較して良かった点など、エコスタイルを選んでいただいた理由があれば教えていただきたいです。

青木会長:

「自家消費なら即時償却ができる」というのは、エコスタイルさんにご相談して初めて知ったことなので、そういった制度にも詳しいところが大きな判断のポイントだと思います。当時、積極的に情報を探していたら、もしかしたら他社での契約もあったかもしれませんが、エコスタイルさんには当社の要望を汲んだ提案をしていただいたことが良かったです。

──太陽光発電の「自家消費」は、他社にもオススメできる取り組みだと思われますか。

青木社長:

私はそう思っています。実際、エコスタイルの営業さんにも、親しいハードオフグループの会社をいくつかご紹介させていただきましたから。紹介した社長さんも我々と同じで、償却と電気代削減の面で興味を持っていただくことが多かったですね。エコスタイルさんならそういったところも詳しいので、きっと力になってくれると思ってご紹介させていただきましたよ。※掲載内容は公開時点(2019年3月)のものです。

株式会社セイシン開発様

  • 設置種別自家消費型太陽光発電(その他)
  • 設置エリア近畿地方
  • 設置容量63.13kW
  • 完工2018年2月

私が会社に自家消費型太陽光発電を導入した理由【自家消費型太陽光発電】導入企業様の声

まず、自家消費による法人様向けの設備投資があることは以前からご存知だったのでしょうか。

自家消費については知りませんでした。もともと、敷地内で2か所、太陽光発電の全量売電をしていました。そんな中、たまたま、御社の営業さんにお電話をいただきました。今までも、ただ単に設備を売られるだけの内容の営業電話は多かったのですが、エコスタイルさんのように、自家発電を絡めて電気の購入量を減らす「太陽でんき®」というのは面白いなと思いました。