施工事例
(株)池上自動車教習所様
- 設置種別(折板屋根)自家消費型太陽光発電
- 設置エリア関東地方
- 設置容量40.2kW
- 完工2020年6月
自家消費型太陽光発電 導入事例:株式会社池上自動車教習所 様
ほぼ年中無休の教習所なので、電気使用量の約4割を占める空調費が課題でした。
導入の目的 | 空調の影響で下げられない電気料金を減らしたい |
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導入前の電気料金の課題 | エアコン必須の業態のため、電気料金の4割は空調 |
導入の決め手 | 東京都の補助金により、設置費用が約1/3に。営業担当者のきめ細かいサポート |
自家消費型太陽光発電 導入事例 インタビュー
ほぼ年中無休の設備。電気使用量の約4割を占める空調費が課題でした。
Q1.──以前から、電気料金削減は課題だったのでしょうか?これまでどのような取り組みをされてきましたか。
A1.電気料金は固定費で毎月発生するものなので、なるべく削減したいと思っていました。
数年前から、照明をLEDに取り替えたり、省エネ仕様のエアコンを導入するなどして、ずいぶん下がってはきていました。
新電力も、普及が始まった初期に導入しています。
「節電は、ある程度やりきった」と思っていたのですが、社長の知人の方から太陽光発電での省エネをご提案いただきました。
Q2.──どういった部分で電気料金がかかっているとお考えでしたか。
A2.空調です。電気使用量の約4割が空調でした。
使用量のピークを抑えることで電気の基本料金が安くなるので、ピーク値を教えてくれるデマンドメーターのようなものを一時的に導入したこともありました。
しかし、自動車教習所はお客様が利用する施設です。
電力使用量がピークに達するからといって、夏場の学科教習中にエアコンをいきなり切ることはできません。
お客様が利用する設備が多いこともあり、エアコンの使用量は削減できないという悩みがありました。
また教習所自体も年末年始や設備点検の日を除けば、ほぼ年中無休で営業しています。
営業時間中は、エアコンをはじめとした電気をほぼずっと使用している状態でした。
課題を感じていたところに、当社の社長のお知り合いからの紹介で、自家消費型太陽光発電を検討するようになりました。
Q3.──東京都の補助金で導入費が約1/3に。営業担当者のレスポンスも好印象だったという
A3.そうして比較検討される中で当社にお声掛けをいただきました。試算や提案はいかがだったでしょうか
当初、年間の電気料金削減が33.7%のシミュレーションをいただきました。
検討していた施設の屋根が太陽光発電を設置しやすい形状だったうえ、近くに大きなマンションが無い点も、太陽光発電の設置に合っているとご説明をいただきました。削減試算自体も、これだけ下げられるのであれば魅力的だと思いました。
さらに営業担当者さんから、東京都の補助金(地産地消型再生可能エネルギー導入拡大事業)の利用をご提案いただきました。補助金をつかわない場合の当初の試算では、投資回収年数が約9年でした。
それが、東京都の補助金を活用することで、約3年ほどの投資回収年数の試算となりました。補助金が通らない場合は導入は難しいと思っていたのですがエコスタイルさんにきめ細かく対応いただき、申請を通すことができました。
※ 太陽光発電システムは【設置地域の日照量】【設置場所・設備固有の影響】【設備の電気使用量】【天候要因での停止・発電量低下】【パネルの汚れやその他外因】などにより、発電量・自給率が変動いたします。削減シミュレーションは今回の設置事例のお見積時の試算であり、削減量をお約束するものではございません。設置する施設のご状況にあわせてお見積させていただきますので、別途お問い合わせください。
※投資回収年数経過後も、別途維持費用が必要となる場合があります。
※投資回収年数は、太陽光システム導入費用の見積書に記載がある金額と、年間電気料金削減額を基に算出したものであり、見積書に記載の無い費用及び再エネ賦課金・燃料調整額、消費税は投資回収年数の計算には含まれておりません。
※補助金は自治体や執行団体に個別に対して、個別に申請・審査する必要がございます。必ずしも満額が交付されるとは限らず、交付・審査の決定に当社は関与しません。
※「地産地消型再エネ増強プロジェクト事業」は東京都及び公益財団法人東京都環境公社の事業となります。助成金の交付及び審査に当社は関与いたしません。
東京都 地産地消型再生可能エネルギー導入拡大事業とは
2020年3月末まで公募していた東京都の補助金制度。自家消費型再生可能エネルギー発電等設備及び再生可能エネルギー熱利用設備を都内に設置する事業に対して、中小企業なら対象経費の約2/3(上限約1億円)、それ以外の民間事業者では約1/2(約7,500万円)が補助された(要審査)。
※2020年8月より東京都では「地産地消型再エネ増強プロジェクト」の公募を開始しています。補助金の利用可否・シミュレーション作成を承っております。お気軽にご相談ください
池上自動車教習所の外観。1Fが受付/2Fは学科教習の教室がある。
Q4.──当初にご提案させていただいてから、検討・設置、見積まではどのくらいの期間だったのでしょうか?
A4.2019年の10月頃に提案をいただき、11月には設置可否の返答をさせていただきました。東京都の補助金の申請期限が決まっていたこともあり、社内での調整や検討期間はあまりありませんでした。当社では7月~8月が電力使用量のピークがあるため、せめて7月上旬に設置したい旨をリクエストしていました。昨今の感染症の事情もあり、東京都の対応や工事の手配、機材発注などもネックだと思うのですが、上手に調整いただき、6月末には設置を完了していただきました。
Q5.──営業担当者の対応はいかがだったでしょうか
A5.スピーディで丁寧で、満足しています。
何社か相見積を取りましたが、エコスタイルさんを選んだのは、営業担当者さんがスピーディで丁寧だったこともあります。
こちらの連絡に対して、いつもすぐに対応いただきました。また、補助金の申請の際も、東京都への提出物が多かったのですが、ずいぶん助けていただきました。
ハンコの位置や記入例を用意いただくなど配慮をいただき、事務的な手続き面もスムーズにおこなうことができました。
現在も、機械の運用状況・削減状況などについて、営業さんに都度ご相談させていただいています。設置したら終わりではなく、導入後も変わらずお付き合いをさせていただいています。
Q6.──使用量のピークである夏場を超えて、削減量はいかがだったでしょうか?
期待をしていたのですが、あいにく今年は換気のために窓を空けて授業をしなければならず、エアコンの冷却効率が落ちてしまったんです。
エアコンをフル回転しなければならなかったので、電気料金自体も昨年度より上がってしまいました。
ただ、太陽光発電を設置していなければ、電気料金がもっと上がっていた可能性もあります。
そういった運用面についても、エコスタイルさんに引き続きご相談させていただきながら、削減効果を見ていきたいです。
地域密着の企業として、CO2削減効果も訴求
Q7.──CSR上の効果などについては期待されていたでのしょうか
再生可能エネルギーを積極的に導入している点を訴求して、教習所がもつ古めかしいイメージを払拭できれば、と思いました。
昨今は自動運転も普及しつつありますが、人間が運転技能を学んでいるのが前提の技術だと思っています。運転技術や学び方自体は昔から変わらないので、先進性が打ち出しにくいと感じていました。
また、教習所はCO2の排出が避けられない施設でもあります。電気自動車やハイブリット車のような最新の車は、諸々の制限があって教習車に改修できません。そのため、ガソリン車をつかわざるを得ない側面があります。
そのため、太陽光発電で再生可能エネルギーを使用していることを訴求して、イメージ向上を期待しています。
Q8.──CSR、企業イメージ向上のために他に取り組んでいることはありますか?
当社は地元・大田区のお客さんが7割の地域密着の会社なので、地元のバスケットボールチームに協賛しています。交通安全教室などで地元警察とも協力しています。
また最近では、感染症対策の徹底とアピールをおこなっています。先日も、入り口に検温のシステムを導入しました。
教習所って、安全面や信頼性を親御さんがしっかりチェックしているんです。親御さんが、「免許取りなさいよ」と大学生くらいのお子さんにすすめて、親御さんご自身がウェブサイトなどを見て調べるんですよね。
ですので、太陽光発電の発電量や削減効果も、今後はウェブサイトでも発信していこうと思っています。
まとめ:削減しにくい固定の電気料金を下げるための自家消費型太陽光発電の活用
学校としての側面を持つ施設だけに、エアコンの電気料金が課題だった池上自動車教習所様。
削減のシミュレーション数値はもちろん、補助金の提案による回収年数の短縮と、営業担当者のきめ細かいサポートを評価いただき、導入いただきました。
株式会社エコスタイルでは、自家消費型太陽光発電の検討に際し、日照条件にあわせた発電量・投資回収年数の試算をさせていただいています。
また、お客様の地域・施設で活用できる補助金や助成金の利用もあわせて、ご提案いたしております。
補助金の申請についても、お客様の負担が最低限になるようにお手伝いさせていただきます。
お客様が使用できる補助金に関してもお調べした上で、ご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください